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非常持出品・備蓄品の準備
印刷用ページを表示する掲載日:2022年4月26日更新
避難するとき持ちだす最小限の必需品。重さの目安は男性で15kg、女性で10kg程度。背負いやすいリュックサックにまとめておきましょう。
非常時持出品
携帯ラジオ
- デマに惑わされないように正しい情報を得るため。
- 小型で軽く、FMとAMの両方を聴けるものがおすすめです。
- 予備の電池も忘れずに。
懐中電灯・ろうそく
- 停電時や夜間の移動に欠かせない。
- 予備の電池も忘れずに。
- ろうそくは、太くて安定のよいものを。
ヘルメット(防災ずきん)
- 屋根瓦や看板などの落下物から頭部を守るため。
- 避難路は転倒事故も多いので必ず用意を。
非常食・水
- 非常食はカンパンなど、火を通さなくても食べられるもの。
- 水はミネラルウォーターなど。
- 赤ちゃんがいる場合は粉ミルクも忘れずに。
生活用品
- ライター(マッチ)、ナイフ、缶切り、ティッシュ、ビニール袋など。
- 赤ちゃんがいる場合は哺乳びんなども。
衣類
- 下着、上着、手袋、靴下、ハンカチ、タオルなど。
- 赤ちゃんがいる場合は紙おむつなども。
救急薬品・常備薬
- ばんそうこう、ガーゼ、包帯、三角巾、消毒薬、解熱剤、胃腸薬、かぜ薬、鎮痛剤、目薬、とげ抜きなど。
- 持病のある人は常備薬も忘れずに。
通帳類・証書類・印鑑
- 預金通帳、健康保険証、免許証など。
- 住所録のコピーもあると便利。
現金
- 紙幣だけでなく、公衆電話用の10円硬貨も用意したい。
非常持出品の用意のポイント
- あまり重いと避難行動に支障がでるので、重すぎる場合は飲料水などの一部を家に保管するなりして減らす。
- 重い缶詰のかわりに、比較的軽い乾燥食品などを用意する。
お湯を注ぐだけで簡単にできる、インスタントラーメンなど。 - できれば各自1つのリュックを用意し、それぞれ持出しやすい場所に保管を。
玄関先や車のトランクなどにも分散して保管しておく。
非常備蓄品
- 災害復旧までの数日間を自活するためのもの。
- 最低でも3日分、できれば7日分を用意しましょう。
非常食
- そのまま食べられるか、簡単な調理で食べられるもの。
- アルファ米やレトルトのご飯、保存のきくパン(缶詰も市販されている)、
- 缶詰やレトルトのおかず、インスタントラーメン、切りもち、チョコレート、氷砂糖、梅ぼし、インスタント味噌汁、チーズ、調味料など。
- 定期的に期限を確認し、古いものから食べて、いつも新鮮なものを補充しておく。
水
- 飲料水は1人1日3リットルが目安、ミネラルウォーターの保有期限はペットボトルで2年、缶で3~5年程度(冷暗所に置いた場合)。
- 随時、保存期間の確認を。
さらに、生活用水の確保も忘れずに。 - 風呂の水は次に入るまで抜かず、フタをして、寝る前はいつもポットややかんに水を入れておく。
生活用品
- 燃料は短期間なら卓上コンロや固形燃料で十分。
- ガスボンベも多めに用意を。
- その他、洗面具、生理用品、ビニール袋、キッチン用ラップ、新聞紙、ビニールシートなど。
避難生活が長引く場合にあると便利なもの
- なべ(コッフェル)、携帯トイレ、使い捨てカイロ、裁縫セット、雨具、ガムテープ、地図、さらし(包帯、おしめ、手ぬぐい、ロープ、風呂敷などにも使えて便利)、筆記用具(マジックなど)、スコップ、文庫本など。
- 子供がいる場合は教科書ノートなども。
阪神・淡路大震災では、こんなものが役立った!
- 10円玉、ドライシャンプー、ボディー洗浄剤、ホイッスル、ポリタンク、携帯コンロ、バール、常備薬、予備の眼鏡・補聴器など。
消火・救助用具も忘れずに
- 地震発生の火災や家屋の倒壊などに備えて、消火器などの消化用具や、救出活動に使える工具類も準備しておく。
- 消火器、三角バケツ、風呂などの水くみ置き、スコップ、バール、のこぎり、車のジャッキなど。