性的マイノリティについて

性的マイノリティ（性的少数者）とは、「性」のあり方が多数派と異なる人のことを広く表す総称です。
LGBTQ+、セクシャルマイノリティなどとも呼ばれています。

■見えていないだけ
　民間団体の調査を平均すると、日本におけるLGBT等性的マイノリティの人口は約10％という結果で、10人に1人の割合と言われています。私たちが「見えていないだけ」で、性的マイノリティの方は身近な存在です。しかし、当事者は無理解や差別を恐れて、家族や友人、知人にも伝える事ができず、周りもその存在に気付きにくいのが現状です。

■カミングアウトされたら　
　性的指向や性自認など、それまで誰にも言っていなかった事を本人が自発的に表明することを「カミングアウト」といいます。
　カミングアウトされたときは、相手の心に寄り添い「どんなことに困っているのか」を確認することが重要です。

■アウティング（暴露）は絶対にしないで
　性的指向や性自認を本人の同意なく暴露することを「アウティング」といいます。アウティングは、重大な人権侵害であり、命に関わる事件に発展することもあります。
　絶対にしないでください。

■ALLY（アライ）
　性的マイノリティ当事者のことを理解し、支援する人のことです。ALLYであることを表明するために、レインボーカラーのマークを使う自治体や企業、個人も増えています。これを機に、あなたもLGBTQ+を理解し、寄り添い、認め、少しでも差別がなくなり、誰もが自分らしく生きられる世の中になるよう考えてみませんか。

​LGBTQ+
​レズビアン（女性同性愛者）、ゲイ（男性同性愛者）、バイセクシャル（両性愛者）、トランスジェンダー（性同一性障害を含む、身体の性に違和感を持つ人）、クエスチョニング/クィア（自分の性のあり方について「わからない」「決めたくない」など/性的マイノリティを包括する言葉）、プラス（包括的な意味をもたせるため）の頭文字を併せた単語で性的マイノリティに含まれます。
L　レズビアン　　　　　　　（女性同性愛者）
G　ゲイ　　　　　　　　　　（男性同性愛者）
B　バイセクシャル　　　　　（両性愛者）
T　トランスジェンダー　　　（からだの性と心の性に違和感がある人）
Q　クエスチョニング／クィア（自身の性自認や性的指向が定まっていない、
　　　　　　　　　　　　　　　意図的に決めていない／
　　　　　　　　　　　　　　　マイノリティの包括的な意味）
+　プラス　　　　　　　　　（包括的な意味）

性的指向
恋愛の対象となる性別についての指向。

性自認
自己が認識している性別。

パートナーシップ　
双方またはどちらか一方が、性的指向が異性愛のみでない方または性自認が戸籍上の性と異なる方であるお二人で、お互いを人生のパートナーとして日常の生活において協力し合うことを約束した関係。

（パートナーシップ）宣誓
パートナーシップにあるお二人が、お互いを人生のパートナーであることを淡路市に対して宣誓すること。
※淡路市パートナーシップ宣誓制度：令和6（2024）年1月開始　/soshiki/shimin/44513.html

からだの性（生物学的性）
　外性器・内性器・性染色体など、身体の特徴でわかれる性。

こころの性（性自認）
　自分の性別をどんな性だと認識しているか。
　男性、女性、中性、どちらでもない、決めたくない、わからないという人など様々。

好きになる性（性的指向）
　恋愛や性的な感情がどの性に向くか、また向かないかということ。
　異性、同性、どちらの性も、性別にこだわらない、好きにならない など様々。

見た目の性（性表現）
　見た目、服装、しぐさ、言動など社会的にどのように性を表現するかということ。

LGBT等性的少数者の方やその周りの方々の相談に応じる電話相談窓口です。
​​ご本人、ご家族、ご友人、教員の方などどなたでも相談できます。

兵庫県LGBT電話相談窓口
　電話番号：050-3637-7521
　実施日時：毎週土曜日　18～21時（年末年始は除く）
　相 談 料 ：無料（ただし、電話の通話料はかかります。）
　相談形式：・電話
　　　　　　・面接（要予約）
　相談内容：性的指向、性自認、性表現、SOGIハラ※など
　　　　　　※SOGIハラ：性的指向や性自認に関して行われる嫌がらせ、差別的言動等のハラスメントのこと
　相 談 員 ：LGBT支援団体の専門スタッフが対応します。​

ALLY（アライ）は、同盟や味方を意味します。
性的マイノリティに関する職員研修を受けた職員は、名札に【ALLY×AWAJI】の丸いシールを貼っています。
性的マイノリティの方を理解し、支援したいという気持ちを表明しています。