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令和6年度 淡路市の当初予算
(当初予算総額)『539億5,207万円』
一般会計 369億1,200万円
堅実な財政基盤を堅持する中、地域資源や多様な取組を地域の魅力へと進化させ、市の将来像に掲げる「いつかきっと帰りたくなる街づくり」を実現するため、重点項目となる「特色ある教育の充実」、「企業誘致の積極的な推進」、「総合的観光施策の充実」、「少子化対策」及び「市民の安全・安心対策」の更なる推進を図ります。
また、「継続から創造 新たな淡路市へ」をテーマに、これまでの検証を礎とし、新たなまちづくりを創造するため、積極的な予算を編成しました。能登半島地震を新たな教訓とする南海トラフ巨大地震対策をはじめ、大阪・関西万博との連携を目指す大型観光プロモーション事業、ライフステージを通じた子育て支援や地域経済を牽引する市内事業者等への支援など、好調なふるさと納税を有効に活用することで、積極的な事業推進を図ります。
市域の基盤整備では、公共施設の適正な整備と長寿命化を進めるとともに、基幹産業の基盤の充実を図り、「ふるさと淡路島の新時代」を目指します。
それでは、一般会計を中心に予算内容の主なものについて、お知らせします。
歳入を見てみると
市税は6月以降に実施される住民税の定額減税により、前年度と比較して、約6,000万円減の53億2,900万円を計上していますが、影響額を考慮した場合、55億200万円となり、市発足後最高額を更新しています。
歳入の約3割を占める地方交付税は、新たに借入を行った地方債の償還開始などにより、約3億5,000万円増の106億6,200万円。また、寄附金は好調なふるさと納税の約17億9,000万円増を含み43億9,450万円を計上しています。
一方で、市の借金に当たる市債は、新火葬場整備事業、生穂・佐野地区周辺整備事業、岩屋ポートターミナル整備事業、津名中学校大規模改修事業などの大規模事業が令和5年度でおおむね完了したことにより、約31億1,000万円減の17億5,030万円を計上しています。
※詳細な内訳は、予算参考資料「当初予算のポイント・概要」の11ページに掲載しています。
歳出を見てみると
過去最高額を更新する予算規模となりました。
主な内容として、消防費は南海トラフ巨大地震の備えとして約3億3,000万円増の13億6,571万円を計上しています。医療や福祉の充実を図る民生費は、81億4,453万円と、歳出の約2割を占めています。総務費は、好調なふるさと納税に伴う事務費などにより、約7億1,000万円増の60億229万円、市の借金返済に当たる公債費は、繰上償還により、約6億2,000万円増の49億3,428万円を計上しています。
一方、衛生費は、新火葬場整備事業がおおむね完了したため、約11億7,000万円減の26億4,449万円、教育費では、津名中学校大規模改修事業の完了により、6億6,000万円減の29億3,534万円を計上しています。
※詳細な内訳は、予算参考資料「当初予算のポイント・概要」の12ページに掲載しています。
予算参考資料
地方消費税交付金が充てられる社会保障4経費その他社会保障施策に要する経費 [PDFファイル/55KB]
当初予算書
津名港ターミナル事業特別会計予算 [PDFファイル/255KB]