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淡路島が日本遺産に認定されました
淡路島3市で申請したストーリー“『古事記』の冒頭を飾る「国生みの島・淡路」〜古代国家を支えた海人の営み〜”が、平成28年4月に日本遺産に認定されました。
淡路市では、地域の宝である歴史文化遺産を活かし、地方創生を進めます。
「淡路島日本遺産委員会」が制作したロゴマーク 日本遺産のロゴマーク
『古事記』の冒頭を飾る「国生みの島・淡路」〜古代国家を支えた海人の営み〜
現存するわが国最古の歴史書である『古事記』。3巻からなるこの書物は、天地が形づくられ国家が誕生する過程を、幾多の神々の姿になぞらえ描いた壮大な神世の物語です。
その冒頭を飾るのが「国生み神話」であり、その中で最初に生まれる“特別な島”として描かれているのが淡路島です。
奈良時代に、それ以前の古代国家形成に関わる歴史を振り返り、太安万侶が編纂した『古事記』。その中で淡路島が“特別な島”として描かれた背景には、そう描くべき理由があるはずであり、そこには重要な役割を果たした歴史があるはずです。
このストーリーでは、古代人の世界観・宇宙観までもが描かれているとされる神話の世界の壮大さ、「国生み神話」と淡路島の関係、神話が生まれた背景にある海人と呼ばれた海の民の活躍、それらが現代の島にどう受け継がれているかが描かれています。
11件の文化遺産が構成文化財に
淡路市内では、古代国家形成の原点と考えられる弥生時代の五斗長垣内遺跡や舟木遺跡、国生み神話ゆかりの地である伊弉諾神宮や絵島など、11件の文化遺産が構成文化財と認定されました(島全体の認定件数は31件)。
・五斗長垣内遺跡と出土品
・塩壺西遺跡
・舟木遺跡
・石の寝屋古墳群
・畑田遺跡の棒状石製品
・貴船神社遺跡
・引野遺跡
・伊弉諾神宮
・御井の清水
・明石海峡と松帆の浦
・絵島
参考資料
参考資料を次のとおり添付します。