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令和4年度 淡路市の当初予算
(当初予算総額)『497億8,264万円』
一般会計 340億7,300万円
新型コロナウイルス感染症の先行きが不透明な状況の下、合併による交付税の優遇措置が終了し、依然として厳しい財政状況にある中、新たなるステージの将来像である「いつかきっと帰りたくなる街づくり」を実現するため、これまで重点項目として掲げてきた「特色ある教育の充実」、「企業誘致の積極的な推進」、「総合的観光施策の充実」、「少子化対策」及び「市民の安全・安心対策」の着実な推進手法として「ひと工夫」を加え、成熟した市政への確かな基盤を確立するための予算を編成しました。
市域の基盤整備の最終段階として、大型公共施設の適正な整備と長寿命化を進めるとともに、第1次産業の基盤の充実を図り、「ふるさと淡路島の新時代」を目指します。
それでは、一般会計を中心に予算内容の主なものについて、お知らせします。
歳入を見てみると
市税はコロナ禍による影響が僅かな程度にとどまるものと見込み、影響を受けた前年度と比べて2億8,021万円増の50億9,586万円を計上しています。
歳入の約3割を占める地方交付税は、国において、前年度を上回る予算総額が確保されたことから、4億8,700万円増の108億5,700万円、市の借金に当たる市債は、生穂・佐野地区周辺整備事業に対する借入れなどにより、1億7,920万円増の28億9,440万円を計上しています。
また、国・県支出金は、新型コロナウイルス感染症対策に対する交付金やほ場整備事業に対する委託金などにより、6億528万円増の52億4,735万円を見込んでいます。
※詳細な内訳は、予算参考資料「当初予算のポイント・概要」の6ページに掲載しています。
歳出を見てみると
市制発足時の平成17年度を除き、過去最高額の予算規模となりました。
主な内容として、医療や福祉の充実を図る民生費は、76億2,887万円と、全体の22.4%を占めています。市の借金返済に当たる公債費は、繰上償還の実施などにより12億5,893万円増の54億7,913万円、総務費は、好調なふるさと納税に伴う事務費などにより、9億2,019万円増の46億7,105万円を計上しています。衛生費は新火葬場整備事業などにより、5億2,025万円増の32億7,798万円、農林水産業費は生穂・佐野地区周辺整備事業などにより10億8,703万円増の25億700万円、教育費は小・中学校の特別教室への空調整備事業や津名中学校の大規模改造事業などにより、5億7,750万円増の28億5,903万円と、それぞれ前年度より増額の予算を計上しています。
一方、商工費は野島断層保存館の購入が完了したことなどにより5億5,950万円減の8億1,028万円を計上しています。
※主な性質別の内訳は、予算参考資料「当初予算のポイント・概要」の7ページに掲載しています。
予算参考資料
地方消費税交付金が充てられる社会保障4経費その他社会保障施策に要する経費 [PDFファイル/54KB]
当初予算書
津名港ターミナル事業特別会計予算 [PDFファイル/19KB]