令和3年度 淡路市の当初予算
(当初予算総額)『442億9,940万7千円』
一般会計 291億5,500万円
新型コロナウイルス感染症の影響による市税の減少に加え、合併の特例措置が期限を迎える厳しい財政状況の中、「いつかきっと帰りたくなる街づくり」の更なる推進を図るため、「継続と準備」を基本方針として予算を編成しました。
「特色ある教育の充実」、「企業誘致の積極的な推進」、「総合的観光施策の充実」、「少子化対策」及び「市民の安全・安心対策」を継続して予算の重点項目とし、まちづくりの指針である「第2次淡路市総合計画」を基軸に、市の将来に希望が持てる取組へと繋げます。
市域の基盤整備の最終段階として、大型公共施設の適正な整備と長寿命化を進めるとともに、公共交通機関の確保と充実を図るなどの準備をし、「未来へ繋ぐ」ための予算編成としています。
それでは、一般会計を中心に予算内容の主なものについて、お知らせします。
歳入を見てみると
市税では、新型コロナウイルス感染症の影響による減収を見込み、対前年度比4.3%(2億1,376万円)減の48億1,565万円となっています。
市の借入金に当たる市債では、防災行政無線デジタル化整備事業や津名図書館新築事業などの予算措置の終了により、対前年度比14.2%(4億5,070万円)減の27億1,520万円、国・県支出金では、新型コロナウイルスのワクチン接種の負担金等により、対前年度比16.3%(6億4,933万円)増の46億4,207万円となっています。
また、本市の歳入の35.6%を占める地方交付税では、合併の特例措置が期限を迎えることから、対前年度比2.0%(2億1,000万円)減の103億7,000万円となっています。
歳出を見てみると
医療や福祉の充実に係る民生費が、全体の26.5%を占めており、市の借入金の返済に当たる公債費が14.5%、市有財産の管理や一般行政事務の総務費が12.9%となっています。
歳出の主な増減については、衛生費では、新火葬場整備事業の減額などにより、対前年度比4.5%(1億3,059万円)減の27億5,773万円、農林水産業費では、生穂・佐野地区周辺整備事業の増額などにより、対前年度比14.0%(1億7,407万円)増の14億1,997万円、商工費では、野島断層保存館の購入や岩屋ポートビルの再整備などにより、対前年度比138.9%(7億9,638万円)増の13億6,978万円、土木費では、道路新設改良事業などの事業費の増額により、対前年度比13.3%(3億6,839万円)増の31億3,791万円、消防費では、防災行政無線デジタル化整備事業の予算措置の終了などにより、対前年度比38.1%(6億353万円)減の9億7,910万円、教育費では、津名図書館新築事業の事業終了などにより、対前年度比25.3%(7億7,455万円)減の22億8,153万円となっています。
予算参考資料
地方消費税交付金(社会保障財源化分)が充てられる社会保障4経費その他社会保障施策に要する経費について [PDFファイル/54KB]
当初予算書
津名港ターミナル事業特別会計予算 [PDFファイル/255KB]