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指定文化財 舟木遺跡出土品
印刷用ページを表示する掲載日:2021年1月27日更新
7年ぶりに市の文化財に指定されました
市教育委員会は、令和3年1月27日付けで、「舟木遺跡 出土品 579点 美術工芸品(考古資料)」を市の指定文化財に指定しました。市指定文化財の指定は7年ぶりで、美術工芸品では18件目となります。
指定されたのは、国の史跡に指定される舟木遺跡の発掘調査で弥生時代の遺構(いこう)などから出土した弥生土器429点、石製品41点、青銅器2点、鉄器102点、種子(モモ)5点です。これらの資料から、舟木の人々が1世紀はじめから3世紀はじめの間、途絶えることなく生活を営んでいたことがわかります。釣針やヤスなどをはじめとする漁具や、祭祀に使用されたと考えられる種子(モモ)からは日々の生活の様子が、稀少な青銅器や鉄器からは瀬戸内海を通じて広く交易をしていたことがわかります。
これらは、淡路島の歴史文化の重要性を知ることができる貴重な資料であるとともに、市内の弥生時代の考古資料の中でも極めて重要な資料です。