消費税率引き上げに伴う利用者負担額の変更について

平成26年4月から消費税が8パーセントに引き上げられたことにより、介護保険サービスの利用者負担額も、平成26年4月以降の利用について変更になりました。

　ただし、上乗せされる額については3％ではなく、サービスごとに人件費やサービス提供に伴う課税割合を算出し、平均で0．63％の上乗せとなっています。

 平成26年4月からの介護サービス利用者負担額

利用料はサービスの利用条件により多少変わります。

在宅サービス

訪問介護（ホームヘルプ）

• 身体介護（20分以上30分未満の場合）は、255円

• 生活援助（20分以上45分未満の場合）は、191円

• 通院時の乗車・降車等介助（1回につき）は、101円

介護予防訪問介護

• 週1回程度の利用は、1,226円
• 週2回程度の利用は、2,452円
• 週2回程度を超える利用（要支援2のみ）は、3,889円

訪問入浴介護

　　　1回1,259円

介護予防訪問入浴介護

　　　1回860円

（介護予防）訪問リハビリテーション

　　　1回307円（20分間リハビリテーションを行った場合）

訪問看護

（30分未満の場合）

• 訪問看護ステーションからは、474円
• 病院または診療所からは、383円

居宅療養管理指導

（月2回まで）

　　　医師または歯科医師の指導は、503円

短期入所生活介護（ショートステイ）

（併設型・多床室を利用の場合1日につき）

• 要支援1は、502円
• 要支援2は、617円
• 要介護1～要介護5は、686円～964円

短期入所療養介護（医療型ショートステイ）

（多床室を利用の場合1日につき）

• 要支援1は、616円
• 要支援2は、770円
• 要介護1～要介護5は、831円～1,049円

通所介護（デイサービス）

• 要支援1（共通的サービス1か月につき）は、2,115円
• 要支援2（共通的サービス1か月につき）は、4,236円
• 要介護1～要介護5（通常規模の事業所7時間以上9時間未満）は、695円～1,197円

通所リハビリテーション（デイケア）

• 要支援1（共通的サービス1か月につき）は、2,433円
• 要支援2（共通的サービス1か月につき）は、4,870円
• 要介護1～要介護5（通常規模の事業所6時間以上8時間未満）は、677円～1,283円

特定施設入居者生活介護

（1日につき）

• 要支援1は、197円
• 要支援2は、456円
• 要介護1～要介護5は、564円～844円

※福祉用具購入費、住宅改修費の支給限度額に変更はありません。

施設サービス

介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）

• 要介護1～要介護5（従来型個室30日）は、17,400円～25,890円
• 要介護1～要介護5（多床室30日）は、19,020円～27,360円
• 要介護1～要介護5（ユニット型個室30日）は、19,890円～28,410円

介護老人保健施設

• 要介護1～要介護5（従来型個室30日）は、21,480円～27,960円
• 要介護1～要介護5（多床室30日）は、23,760円～30,330円
• 要介護1～要介護5（ユニット型個室30日）は、23,850円～30,420円

介護療養型医療施設（療養病床等）

• 要介護1～要介護5（従来型個室30日）は、20,280円～36,300円
• 要介護1～要介護5（多床室30日）は、23,580円～39,600円
• 要介護1～要介護5（ユニット型個室30日）は、23,670円～39,690円
• 要介護1～要介護5（多床室30日）は、23,580円～39,600円
• 要介護1～要介護5（ユニット型個室30日）は、23,670円～39,690円

 地域密着型サービス

認知症対応型通所介護（認知症デイサービス）

（グループホーム併設7時間以上9時間未満）

• 要支援1は、469円
• 要支援2は、496円
• 要介護1～要介護5は、506円～579円

小規模多機能型居宅介護

（1か月につき）

• 要支援1は、4,498円
• 要支援2は、8,047円
• 要介護1～要介護5は、11,505円～28,305円

認知症対応型共同生活介護（グループホーム）

（ユニット数1の場合1日につき）

• 要支援2は、801円
• 要介護1～要介護5は、805円～904円

地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護

（ユニット数1の場合30日につき）

　　　要介護1～要介護5は、18,990円～27,330円

 サービス利用の上限額も変更されました。

介護保険では、1か月に利用できる上限額（利用限度額）が決められていて、それを超えて利用した分は、利用者が全額負担することになります。

介護報酬が改定され利用者負担が引き上げられたことにより、今までと同じサービスを受けていても上限を超えてしまう人が出てくることから、支給限度額についても引き上げられています。

要介護区分	これまでの支給限度額	平成26年4月からの支給限度額
要支援1	49，700円	50，030円
要支援2	104，000円	104，730円
要介護1	165，800円	166，920円
要介護2	194，800円	196，160円
要介護3	267，500円	269，310円
要介護4	306，000円	308，060円
要介護5	358，300円	360，650円